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政府がPCB廃棄物処理基本計画を変更:室蘭が西日本の処理を条件付きで担当

政府は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理に関する基本計画の変更を閣議決定しました。全国にある5カ所の処理施設のうち、北九州、大阪、豊田では高濃度PCB廃棄物の処理が完了。これに伴い、西日本で新たにPCB廃棄物が見つかった場合、室蘭が条件付きでその処理を担当することとなりました。なお、室蘭の処理事業も2025年度末には終了する予定です。


PCB廃棄物の点検

PCB廃棄物処理の背景


PCBはかつて絶縁油などで広く使用されていましたが、有害性が判明したことから製造・使用が禁止されました。現在、PCB特措法に基づき、高濃度と低濃度に区別して処理が進められています。高濃度のPCB廃棄物は、国が出資する中間貯蔵・環境安全事業(JESCO)の施設で無害化処理が行われています。

東日本では室蘭と東京、西日本では北九州、大阪、豊田の3カ所がそれぞれ処理を担当してきました。しかし、西日本の3施設は予定通り処理を終了し、今後は室蘭が引き続き対応する形となっています。


JESCO

今後の対応と室蘭の役割


今回の計画変更により、もし西日本で高濃度PCB廃棄物が発見された場合には、室蘭が期限を再延長しないことなどの条件のもとで、その処理を引き受けることが決定されました。これについて、室蘭市長も正式に受け入れの意向を表明しています。

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