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COP30の結果概要:企業の脱炭素・サステナビリティ戦略への影響とは?
2025年のCOP30(ブラジル・ベレン)は、パリ協定の「実行フェーズ」への本格移行を示す重要会議となり、「グローバル・ムチラオ決定」が採択された。
本記事では、COP30の結果を受けて企業のサステナビリティ戦略を解説する。
1.5℃目標の一時的超過が初めて認識され、各国のNDC強化と企業の即時行動がより厳しく求められる。
炭素市場では国際標準化に向けた「オープン・コアリション」が発足し、高品質クレジットの重視が進む。森林保全資金TFFFの創設などネイチャーポジティブも加速。適応分野では資金3倍化と指標策定が進み、企業にはレジリエンス強化が必要となる。貿易と気候の対話枠組みも設置され、CBAM等の影響が議論対象に。化石燃料の移行は拘束力ある合意に至らなかったが、有志国連合による前進が示唆された。企業は削減目標の再確認、適応策の具体化、炭素市場対応、自然資本統合が求められる。
坂本裕尚
2025年12月15日読了時間: 5分


G7最低のエネルギー自給率15.3%!日本の再エネ主力電源化に立ちはだかる「壁」と「道筋」
2025年11月の経済産業省会議を受け、日本の再エネ主力電源化が急務となる背景と課題を整理する。
日本のエネルギー自給率は15.2%とG7最下位で、化石燃料輸入により年間24兆円の国富が流出している。
この脆弱性克服の鍵が再エネ拡大であり、2040年には電源の4~5割を再エネとする目標が掲げられている。
特に太陽光は倍増を目指し、FITからFIPへの移行により市場統合と自立を促進する政策が進む。
一方、地域トラブルや管理不備が社会的信頼を損なっており、国は森林法・電気事業法等の規律強化、監視体制の拡充などで対策を強化。業界も地域共生と自然環境配慮を行動規範に掲げる。さらに、軽量で設置自由度の高いペロブスカイト太陽電池が導入拡大の切り札として期待される。再エネが「真の主力電源」となるには制度・技術だけでなく、地域に信頼される取り組みが不可欠である。
坂本裕尚
2025年11月30日読了時間: 8分


【地熱発電の初のロードマップ】日本の地熱ポテンシャルを4倍以上に引き出す「次世代型地熱」
地熱発電の初のロードマップ
資源エネルギー庁が「次世代型地熱」のロードマップを公表しました。
これは、従来型の地熱発電が持つ場所の制約や高コストといった限界を克服するための計画です。
「超臨界地熱」「クローズドループ」「EGS」という3つの新技術を柱とし、日本の潜在的な地熱ポテンシャル(77GW超、従来型の4倍以上)を引き出し、エネルギー自立とカーボンニュートラル達成を目指します。
2030年までに技術実証を終え、2040年に1.4GW、2050年に7.7GWの導入目標を掲げています。実現には官民一体での技術開発と、温泉法などの規制整理が鍵となります。
坂本裕尚
2025年11月4日読了時間: 7分


太陽光パネルリサイクルの現状 〜 ガラスの出口問題とコストの壁 〜
「太陽光パネルリサイクルの現状」
2030年代から太陽光パネルの廃棄量が急増し、年間最大50万トンに達すると予測されています。現状、廃棄されるパネルの多くは寿命前の「早期離脱」ですが、安価な新品との競合でリユースは困難です。
リサイクル事業の最大の課題は、重量の約8割を占めるガラスの再資源化にあります。現状の用途では利益が出にくく、リサイクル費用が埋立処分より高くなるため、事業者が埋立を選ぶ傾向にあります。
このため業界では、リサイクルが優先される法制度の整備や、広域回収システムの構築など、国によるルール作りを強く求めています。リサイクル技術の高度化だけでなく、メーカー、消費者、行政が連携し、循環型社会を目指す必要があります。
坂本裕尚
2025年10月14日読了時間: 7分


ペロブスカイト太陽電池(次世代型太陽光発電)での官民一体の次世代戦略
日本が国の未来をかけて推進する「ペロブスカイト太陽電池」は、軽くて曲げられる特長を持ち、ビルの壁面など「どこでも発電」を可能にする次世代エネルギー技術です。
過去の太陽電池産業での苦戦を反省し、政府は「技術開発とコスト減」「生産体制の整備」「需要の創出」を三位一体で強力に推進。2030年までにコストを現行のシリコン太陽電池並みに下げ、GW級の国内生産体制を構築する野心的な目標を掲げています。
その実現に向け、グリーンイノベーション基金で企業の技術開発を支援する一方、東京都が設置費用の全額補助を打ち出すなど、自治体が率先して大規模な初期需要を創出。安全な普及のため、2025年度中には設置ガイドラインも策定される予定です。
この官民一体の迅速な戦略は、エネルギー安全保障の強化にも繋がり、日本のエネルギー事情を大きく変える可能性を秘めています。
坂本裕尚
2025年9月29日読了時間: 6分


【なぜ?】太陽光パネルのリサイクル義務化が見送り!その裏側と私たちの未来を徹底解説
「太陽光パネルのリサイクル義務化が見送り」となった背景には、環境保護と経済合理性のはざまで揺れる事情があります。2030年代後半以降、日本では寿命を迎える大量のパネル廃棄が発生し、2040年頃には年間約80万トンに達すると予測されています。不適切処理や不法投棄により有害物質が漏れ出せば深刻な環境汚染の恐れがあります。この対策として廃棄費用の「外部積立」義務化が検討されましたが、事業者の資金繰りへの打撃や再エネ推進政策との矛盾、現行制度(内部積立)の検証不足、費用算定や制度設計の難しさなどから断念されました。今後は内部積立の監視強化と再検証、リサイクル技術の進化、新たな市場の形成が課題となります。今回の見送りは後退ではなく、社会全体が課題を考える猶予期間と捉え、持続可能な仕組みづくりに向けた知恵が求められています。
坂本裕尚
2025年9月16日読了時間: 6分


脱炭素社会に向けた日本の新たな一手 – GX推進法と資源有効利用促進法の改正について
2050年カーボンニュートラルへ、GX推進法と資源法改正が鍵。排出量取引制度、資源循環強化、化石燃料賦課金、GX財政支援の4本柱で脱炭素化を加速。企業の義務化やインセンティブ、個人の意識改革も不可欠。
坂本裕尚
2025年3月20日読了時間: 4分


静脈産業の脱炭素型資源循環システムに関する新たな展開
2023年9月27日、環境省の会議で資源循環促進法の基本方針案が議論され、金属リサイクル倍増やプラスチック削減、食品ロス半減が目標とされました。
坂本裕尚
2024年10月20日読了時間: 2分


太陽光パネルのリサイクル制度、2025年通常国会提出に向けた検討開始
2024年9月13日、環境省と経済産業省が太陽光パネルのリサイクル制度について本格検討を開始。法案提出は2025年を目指し、主要論点はリサイクル対象範囲、解体・撤去の仕組み、再資源化の方策です。
坂本裕尚
2024年10月13日読了時間: 2分


太陽光パネルのリサイクル制度設計が本格始動:2030年代に向けた取り組み
経産省・資源エネルギー庁と環境省は、2030年代半ばの太陽光パネル廃棄増加に備え、リサイクル制度設計の検討を開始。今年冬までに結論予定。
坂本裕尚
2024年9月22日読了時間: 2分


太陽光パネルの大量廃棄問題を考える(2024.06.22)
太陽光パネルは、2030年以降大量廃棄と環境省等が問題視されていますが、それについて考えます。
坂本裕尚
2024年6月22日読了時間: 3分
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