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【地熱発電の初のロードマップ】日本の地熱ポテンシャルを4倍以上に引き出す「次世代型地熱」
地熱発電の初のロードマップ
資源エネルギー庁が「次世代型地熱」のロードマップを公表しました。
これは、従来型の地熱発電が持つ場所の制約や高コストといった限界を克服するための計画です。
「超臨界地熱」「クローズドループ」「EGS」という3つの新技術を柱とし、日本の潜在的な地熱ポテンシャル(77GW超、従来型の4倍以上)を引き出し、エネルギー自立とカーボンニュートラル達成を目指します。
2030年までに技術実証を終え、2040年に1.4GW、2050年に7.7GWの導入目標を掲げています。実現には官民一体での技術開発と、温泉法などの規制整理が鍵となります。
坂本裕尚
11月4日読了時間: 7分


ペロブスカイト太陽電池(次世代型太陽光発電)での官民一体の次世代戦略
日本が国の未来をかけて推進する「ペロブスカイト太陽電池」は、軽くて曲げられる特長を持ち、ビルの壁面など「どこでも発電」を可能にする次世代エネルギー技術です。
過去の太陽電池産業での苦戦を反省し、政府は「技術開発とコスト減」「生産体制の整備」「需要の創出」を三位一体で強力に推進。2030年までにコストを現行のシリコン太陽電池並みに下げ、GW級の国内生産体制を構築する野心的な目標を掲げています。
その実現に向け、グリーンイノベーション基金で企業の技術開発を支援する一方、東京都が設置費用の全額補助を打ち出すなど、自治体が率先して大規模な初期需要を創出。安全な普及のため、2025年度中には設置ガイドラインも策定される予定です。
この官民一体の迅速な戦略は、エネルギー安全保障の強化にも繋がり、日本のエネルギー事情を大きく変える可能性を秘めています。
坂本裕尚
9月29日読了時間: 6分


【なぜ?】太陽光パネルのリサイクル義務化が見送り!その裏側と私たちの未来を徹底解説
「太陽光パネルのリサイクル義務化が見送り」となった背景には、環境保護と経済合理性のはざまで揺れる事情があります。2030年代後半以降、日本では寿命を迎える大量のパネル廃棄が発生し、2040年頃には年間約80万トンに達すると予測されています。不適切処理や不法投棄により有害物質が漏れ出せば深刻な環境汚染の恐れがあります。この対策として廃棄費用の「外部積立」義務化が検討されましたが、事業者の資金繰りへの打撃や再エネ推進政策との矛盾、現行制度(内部積立)の検証不足、費用算定や制度設計の難しさなどから断念されました。今後は内部積立の監視強化と再検証、リサイクル技術の進化、新たな市場の形成が課題となります。今回の見送りは後退ではなく、社会全体が課題を考える猶予期間と捉え、持続可能な仕組みづくりに向けた知恵が求められています。
坂本裕尚
9月16日読了時間: 6分


脱炭素社会に向けた日本の新たな一手 – GX推進法と資源有効利用促進法の改正について
2050年カーボンニュートラルへ、GX推進法と資源法改正が鍵。排出量取引制度、資源循環強化、化石燃料賦課金、GX財政支援の4本柱で脱炭素化を加速。企業の義務化やインセンティブ、個人の意識改革も不可欠。
坂本裕尚
3月20日読了時間: 4分


エネルギー基本計画とは? ~第7次エネルギー基本計画~ 2025年2月
日本のエネルギー戦略「エネルギー基本計画」は、安全性と安定供給を基盤に、2040年を見据え再生可能エネルギーを主力電源化、原子力も活用し脱炭素を目指します。省エネ徹底と技術革新で、経済成長と環境保全の両立を図ります。
坂本裕尚
3月9日読了時間: 3分
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