top of page
検索


スクラップヤード規制改正 ヤードが消えるかも 廃掃法改正がもたらす激震と資源循環の未来
2026年の廃棄物処理法改正により、これまで「有価物」として規制の網から漏れ、環境問題の温床となっていたスクラップヤードの「グレーゾーン」が解消され、完全許可制へ移行します。
🔷主な法改正のポイント
完全許可制の導入:一定面積以上の事業場は都道府県知事の許可(5年更新)が必要となります。
厳しい基準と厳罰化:遮水設備や離隔距離の確保など、廃棄物処理と同等の厳格な基準が求められます。無許可営業などの違反には、最大1,000万円の罰金や拘禁刑といった重罰が科されます。
資源流出の防止:資源の国内循環を原則とし、使用済金属やプラスチックの輸出には環境大臣の確認が義務付けられます。
災害廃棄物処理の連携:市町村の計画策定義務化や民間処分場の事前指定など、災害廃棄物処理の官民連携も推進されます。
施行までの約2年半の猶予期間で、既存業者は設備や管理体制の抜本的な見直しを迫られます。
この改正は単なる規制強化ではなく、使用済資源を「戦略物資」として適正に管理し、信頼される資源循環業へと脱皮させることを目的としています。
坂本裕尚
4 日前読了時間: 6分


資源有効利用促進法の改正【追加】徹底解説! サーキュラーエコノミーへの移行はどう進む?
今回の資源有効利用促進法改正は、従来の3Rから「サーキュラーエコノミーへの移行への政策を大きく刷新し、資源の安全保障と産業競争力強化を目指すものです。主なポイントは以下の通りです。
1. 新たな4つの柱
①メーカー等に対する再生資源の利用計画提出・定期報告の義務化
②解体や長寿命化に寄与する「環境配慮設計」の認定制度創設
③メーカーの自主回収・再資源化を促す廃棄物処理法の特例(業許可不要)措置
④修理やレンタルなどを行うCEコマース事業者が満たすべき基準の策定
2. 規制強化と対象拡大
①容器包装や自動車、家電等において、再生プラスチックの利用計画提出と報告を義務化
②モバイルバッテリーやスマホ等を自主回収の特例対象に拡大
③太陽光パネルや窓などを「指定再利用促進製品」に新規追加
3. 目標・対策の更新
・2030年度の古紙利用率目標を67%に引き上げ
・リチウムイオン電池の安全利用・回収を促す総合対策「3つのC」の展開
本改正を通じて、再生資源の国内安定供給(自律性)と、日本のリサイクル技術を活かした国際的な循環ハブの構築(不可欠性)を
坂本裕尚
4月19日読了時間: 5分


太陽光パネルリサイクル法案が閣議決定! 「大量廃棄時代」に備え、リサイクルはどう変わる?
2030年代後半に予測される太陽光パネルの「大量廃棄問題」に備え、政府は新たなリサイクル推進法案、太陽光パネルリサイクル法案を閣議決定しました。
寿命を迎えたパネルが年間最大50万トン廃棄されると見込まれ、最終処分場の逼迫が懸念されています。
本法案は持続可能な資源循環を目指し、主に以下の対策を定めています。
排出者への規制:
大規模事業者に対し、廃棄計画の事前届出と国の基準に沿ったリサイクルを義務化
リサイクル業者の促進:
国の認定により廃棄物処理法の許可を不要とする特例を設け、事業を後押し
製造・輸入業者への責務:
解体しやすい環境配慮設計や、有害物質に関する情報提供を求める
パネルの約6割を占めるガラスの回収能力向上が急務となる中、国は設備導入などの財政支援も行います。
法律は公布から1年6か月以内に施行される予定です。
坂本裕尚
4月12日読了時間: 4分


【2026年4月施行】いよいよ義務化!改正「GX推進法」とGX-ETSで企業が知るべき全貌と実務対応
2026年4月に施行された改正「GX推進法」は、脱炭素と経済成長の両立を目指すものです。最大の変更点は、これまで自主参加だった排出量取引制度(GX-ETS)の法的義務化です。
■ 対象と義務
対象は直近3年間のCO2排出量が平均10万トン以上の事業者(約300〜400社)。これらの企業には、排出量の算定・第三者検証・報告と、割り当てられた排出枠を返納する「償却」が義務付けられます。
■ 排出枠の決まり方
国からの無償割当枠は、同業種トップ水準を基準にする「ベンチマーク方式」、または過去の実績から毎年一定率(例: 1.7%)を削減する「グランドファザリング方式」で計算され、基準は年々厳しくなります。
■ 企業へのインパクト
排出枠を超過した場合は市場でクレジットを購入して補填し、余剰が出れば売却して収益化できます。もし削減が進まないと、購入費用が雪だるま式に増大するリスクがあるため、コストの価格転嫁や抜本的な削減策の実行が、企業の生き残りをかけた経営課題となります。
坂本裕尚
4月5日読了時間: 5分


サステナブルファッションとは - 環境省主催検討会について -
サステナブルファッションとは
クローゼットは地球の未来を左右する「資源の宝庫」であり、衣類廃棄25%削減(約13万トン)という目標も、私たちの小さな行動で達成可能です。
具体的には、
①捨てる前に「あと3着」を回収に回す、
②1年着ていない約23着を年1回リユースに出す、
③手持ちの服を「あと1年」長く着る、
④素材や背景を意識してサステナブルな服を選ぶ、
という4つの行動が鍵です。
これらにより回収・再利用・長期使用が進み、循環型社会が実現します。サステナブルファッションとは我慢ではなく、服をより深く愛し活かす選択であり、一人ひとりの意識変化が2030年の社会を形づくります。
坂本裕尚
3月29日読了時間: 5分


サーキュラーエコノミー展での経産省、環境省の基調講演(抜粋)
ビッグサイトで開催されたサーキュラーエコノミー展での経産省、環境省の基調講演では、資源制約と地政学リスクを背景に、循環経済への転換が国家戦略として示されました。
2050年には銅などの需要が埋蔵量の2倍に達する見通しの中、これを120兆円規模のビジネス機会へと転換する狙いです。経済産業省は従来の3Rから脱却し、資源循環を企業の競争戦略と位置づけ、「国富流出」や市場排除リスクに警鐘を鳴らしています。
一方、環境省は高率補助によりリサイクル設備投資を後押しし、社会実装を加速させています。さらに「サーキュラーパートナーズ」やDPP対応などのデジタル基盤整備により、国際競争力の強化が進められています。
循環経済はもはやコストではなく、成長と収益の源泉です。
坂本裕尚
3月22日読了時間: 5分


もはや「捨てる」時代ではない。自動車から読み解く次世代サーキュラーエコノミーの現在地
次世代サーキュラーエコノミーの現在地
自動車リサイクル法は施行から20年を迎え、不法投棄激減の目標は概ね達成されましたが、現在はカーボンニュートラルへの移行に伴う「資源争奪戦」の激震に見舞われています。
かつて廃棄物とされた廃車は、希少な蓄電池材料などを含む「走る資源」へと変貌しました。
一方で、国内の解体業者は深刻な仕入れ難に直面しています。円安や海外需要を背景に輸出業者などが台頭し、オークションでの平均落札率が22%に低迷しているためです。また、不適正な解体や海外への資源流出も問題化しています 。この打破に向け、2026年1月にシステム(JARS)が刷新され、資源の精密な追跡が可能になりました。しかし、「Car to Car」の実現には再生プラスチックの圧倒的な供給・品質不足という壁があり、集約拠点の構築が急務です 。欧州が再生プラ使用率25%を義務付ける中、高度な資源循環体制の構築は、日本産業の命運を分ける「生存条件」となっています。
坂本裕尚
3月14日読了時間: 5分


「廃棄物管理」から「資源戦略」へ - 日本の資源循環政策が企業経営を変える -
本記事は、2025〜2026年にかけて大きく転換する日本の資源循環政策について、セミナー内容をもとに解説したものです。従来、企業にとって廃棄物は「適正処理とコスト管理」の対象でしたが、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、GHG削減や資源価値創出を含む「経営戦略」として捉える必要が高まっています。
その中心となるのが、2025年施行の再資源化事業等高度化法であり、先進的な再資源化事業の認定制度と業界全体の高度化を促す仕組みが導入されました。さらに、電子マニフェストによる再資源化情報の可視化、プラスチック資源循環促進法、資源有効利用促進法の改正などにより、製造業とリサイクル業の「動静脈連携」が加速しています。
世界的にも資源循環は産業政策や経済安全保障と結びつきつつあり、企業には再生材の確保、サプライチェーン連携、資源循環データの管理など、廃棄物管理を超えた「資源戦略」への転換が求められています。
坂本裕尚
3月7日読了時間: 11分


プラスチック再生材利用義務化へ ~ 資源有効利用促進法改正 2026.04 ~
プラスチック再生材利用義務化へ ~ 資源有効利用促進法改正 2026.04 ~
2026年4月施行の改正資源有効利用促進法は、GX推進法との“セット改正”により、脱炭素と循環経済を統合する制度へ転換する。再生プラスチック利用は自主的努力から法的義務へ格上げされ、一定規模以上の事業者は利用計画の策定・報告が義務化される。対象は11種類の容器に加えキャップ等の付属部材まで及ぶ。一方、油脂を含まない飲料用PET等は二重規制回避と品質維持の観点から原則除外。年間1万トン以上の約40社を対象とし市場の6割を動かす設計である。再生材利用率はCLOMAなどが2030年30%の自主目標を掲げており、達成にはケミカルリサイクルの拡大が不可欠。EU規制動向や資源安全保障も背景にあり、企業にはマスバランス管理、価格戦略、トレーサビリティ整備が求められる。
坂本裕尚
3月1日読了時間: 6分


航空機内でのモバイルバッテリー使用禁止 ~ 企業が備えるべき安全の新常識 ~
【航空機内でのモバイルバッテリー使用禁止】
2026年4月より、国土交通省の新規制により、日本を発着する航空機内でモバイルバッテリーの使用と充電が全面的に禁止される見通しです。さらに、機内への持ち込み個数も容量に関わらず「1人最大2個まで」と厳格に制限されます。
この抜本的な規制強化の背景には、リチウムイオン電池の「熱暴走」による重大な発煙・火災事故の多発があります。特に2025年1月に発生したエアプサン機の全損事故は深刻であり、国際民間航空機関(ICAO)が主導する国際安全基準の見直しに日本も追従する形となりました。
影響は航空業界に留まらず、高速バスのトランクルームへの預け入れ禁止や、航空貨物・物流ルールの厳格化など、地上のインフラにも波及しています。
乗客の利便性は一時的に損なわれますが、航空機内の安全確保に向けた不可避の措置です。この規制は機内設備の改修を急務とさせる一方、発火リスクのない「全固体電池」など、次世代バッテリー技術の開発を力強く牽引する転換点ともなっています。
坂本裕尚
2月21日読了時間: 6分


【2026年4月施行】資源有効利用促進法改正のパブコメまとめ 〜 CEの加速に向けて 〜
いよいよ2026年4月に資源有効利用促進法が改正されます。すでに施行された「再資源化事業等高度化法」と合わせ、今後はサーキュラーエコノミーへの移行がさらに加速していく見込みです。
事業者として押さえておきたい5つの重要ポイントは以下の通りです。
1.再生プラ目標設定: 自動車や家電等への再生プラスチック利用目標の設定
2.蓄電池の再資源化: モバイルバッテリー等(リチウム蓄電池)の自主回収と30%以上の再資源化
3.設計指針: 製品設計段階からの「脱炭素化促進設計指針」への対応
4.省資源化の基準: エアコンや家具など「指定省資源化製品」の発生抑制基準の公表
5.再利用の促進: 複写機における再生部品の利用促進基準の追加
今回の資源有効利用促進法改正により、設計から回収・リサイクルまで、より高度な資源循環が社会全体で求められます。本記事の内容が、各事業者様の今後の取り組みの参考になれば幸いです。
坂本裕尚
2月14日読了時間: 5分


【2026年1月施行】廃棄物処理法改正:PRTR対象事業者が契約書で守るべき「3つの記載事項」
2026年1月から、PRTR制度の第一種指定化学物質に関する情報が、産業廃棄物処理委託契約書の法定記載事項となります。(廃棄物処理法改正)
対象となるのは、PRTR法の「第一種指定化学物質等取扱事業者」(従業員21人以上、対象物質の年間取扱量1トン以上などの要件を満たす事業場)です 。これらの事業場が、第一種指定化学物質を1重量%以上(特定第一種は0.1重量%以上)含む産業廃棄物を委託する場合、契約書に以下の記載が義務付けられます。
・対象物質が含まれている旨
・当該物質の名称
・当該物質の量または濃度
既存の契約については経過措置があり、施行日以降の最初の契約更新(自動更新を含む)までに、覚書等で対応すれば問題ありません 。更新時期を見落とさないよう管理が必要です 。
坂本裕尚
2月7日読了時間: 4分


EU環境規制の最新動向 - グリーン・ディールから産業競争力重視へ、大きく転換するEU政策 -
EU環境規制の最新動向
EUの政策方針は、2019年当時の「グリーン・ディール」から、2024年以降は産業の空洞化や中国の台頭を防ぐための「産業競争力の強化・保護主義」へと劇的に転換しています。背景には、エネルギー価格高騰による製造業の苦境や、右派勢力の伸長といった政治情勢の変化があります。
主要な動向は以下の3点。
第一に、自動車規制の柔軟化です。2025年のCO2排出目標に猶予が設けられたほか、2035年の内燃機関車禁止措置もe-fuelの活用を認めるなど「技術中立性」へ向けて見直しが進んでいます。
第二に、「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」の施行です。ほぼ全ての製品を対象に、ライフサイクルを通じた環境性能が求められ、デジタル製品パスポート(DPP)による透明性の確保が義務化されます。
第三に、強まる保護主義です。2025年発表予定の「産業促進法」では、補助金支給の条件に「域内調達率」を盛り込む検討がなされており、日本企業は自社サプライチェーンへの影響を注視する必要があります。
今後は、環境への理想主義ではなく、産業のリア
坂本裕尚
2月1日読了時間: 5分


【特集】2026年のサーキュラーエコノミー:「理想」から「経済安全保障」へ
2026年に向け、サーキュラーエコノミー(CE)は理想論から実行フェーズへと移行しつつある。
2025年は、回収コスト増や再生材不足を背景に、多くの企業が目標と現実のギャップに直面した年だった。EUでは再生材を戦略資源と位置づけ、CEを経済安全保障の一部として捉える動きが加速している。企業の目標修正や事業撤退は失敗ではなく、社会実装可能なモデルへ調整する過程といえる。
2026年のサーキュラーエコノミーはAIとデータ標準により資源循環の可視化が進み、日本では高度化法の認定制度を軸に川上設計と実行力が競争力となる。
物価高を背景にBtoCリユースも主流化する中、CEを価値創出につなげつつ、資源消費そのものを減らす本質的な設計が企業に求められている。
坂本裕尚
1月25日読了時間: 5分


2026年4月施行「食料システム法」で変わる、価格交渉と持続可能な調達
2026年4月に全面施行される「食料システム法」は、長年続いてきた“安さ重視”の取引慣行を見直し、食料サプライチェーンの持続性を確保することを目的としている。
背景には、日本の長期デフレによる生産基盤の弱体化と、近年の原材料・エネルギーコストの急騰がある。
本法は単なる規制強化ではなく、合理的なコストを価格に反映し、環境対応や脱炭素投資を継続可能にするための制度設計である。指定4品目に対するコスト指標の活用や誠実な価格協議義務、監視体制の整備により、調達実務にも大きな影響が及ぶ。
企業は本法をリスク対応にとどめず、認定制度などを活用し、サプライヤーとのパートナーシップを強化する戦略的対応が求められている。
坂本裕尚
1月18日読了時間: 6分


リチウムイオン電池の覚えておきたい「3つのC」、火災リスク、資源問題、国の動き
使い古したスマートフォンやモバイルバッテリーの放置は、個人の悩みにとどまらず、社会全体の深刻な問題となっています。
近年、リチウムイオン電池が原因とみられる火災が多発している一方で、電池に含まれるリチウムやコバルトなどの重要鉱物は、特定国への依存度が高く、経済安全保障上の課題でもあります。
政府は省庁横断で「リチウムイオン電池総合対策パッケージ」を策定し、火災事故ゼロと国内リサイクル体制の構築を目指しています。
その実現には国民の協力が不可欠であり、賢く選び、丁寧に使い、正しく捨てるという「リチウムイオン電池の覚えておきたい『3つのC』」の実践が、資源循環と安全な未来につながります。
坂本裕尚
1月12日読了時間: 5分


日本の「食・自然・安全」は大丈夫? 気候変動影響評価報告書を読み解く
【気候変動影響評価報告書を読み解く】
環境省の「第3次気候変動影響評価報告書(案)」は、気候変動の影響がすでに日本で深刻化し、対策が待ったなしであることを示している。高温により米の品質低下や果樹の着色不良、魚種の変化が進み、農業・漁業の基盤が揺らいでいる。生態系では開花と受粉のずれやシカ・ヤマビルの分布拡大が確認された。さらに短時間強雨の増加、洪水や高潮、熱中症、感染症リスクも拡大している。これらは「遠い未来」ではなく現実であり、国の施策に加え、私たち一人ひとりが防災や健康、食の変化に対応する「適応」が求められている。
坂本裕尚
2025年12月22日読了時間: 5分


COP30の結果概要:企業の脱炭素・サステナビリティ戦略への影響とは?
2025年のCOP30(ブラジル・ベレン)は、パリ協定の「実行フェーズ」への本格移行を示す重要会議となり、「グローバル・ムチラオ決定」が採択された。
本記事では、COP30の結果を受けて企業のサステナビリティ戦略を解説する。
1.5℃目標の一時的超過が初めて認識され、各国のNDC強化と企業の即時行動がより厳しく求められる。
炭素市場では国際標準化に向けた「オープン・コアリション」が発足し、高品質クレジットの重視が進む。森林保全資金TFFFの創設などネイチャーポジティブも加速。適応分野では資金3倍化と指標策定が進み、企業にはレジリエンス強化が必要となる。貿易と気候の対話枠組みも設置され、CBAM等の影響が議論対象に。化石燃料の移行は拘束力ある合意に至らなかったが、有志国連合による前進が示唆された。企業は削減目標の再確認、適応策の具体化、炭素市場対応、自然資本統合が求められる。
坂本裕尚
2025年12月15日読了時間: 5分


【新しい世界基準が始まる】「グローバル循環プロトコル(GCP)」とは?
資源循環の国際的な統一基準である GCP(グローバル循環プロトコル) が策定されつつあり、TCFDのように企業の新たな比較指標となる見込みだ。WBCSD主導で開発され、ガバナンス・戦略・IRO管理・指標という4本柱で企業の資源利用や循環性を定量的に示す枠組みを提供する。
特に日本は環境省が中心的に関与し、鉄・アルミ・自動車・プラスチックなど10バリューチェーンで国際標準化を主導しており、日本案が世界基準になる可能性が高い。
GCPは2025年のCOP30で初版が公表され、再生材利用率や材料削減量など定量情報の開示が求められるようになる。これにより投資家評価や資金調達にも影響し、企業競争力の新たな指標となるため、各社はデータ整備や循環性向上の取り組みを急ぐ必要がある。
坂本裕尚
2025年12月8日読了時間: 4分


G7最低のエネルギー自給率15.3%!日本の再エネ主力電源化に立ちはだかる「壁」と「道筋」
2025年11月の経済産業省会議を受け、日本の再エネ主力電源化が急務となる背景と課題を整理する。
日本のエネルギー自給率は15.2%とG7最下位で、化石燃料輸入により年間24兆円の国富が流出している。
この脆弱性克服の鍵が再エネ拡大であり、2040年には電源の4~5割を再エネとする目標が掲げられている。
特に太陽光は倍増を目指し、FITからFIPへの移行により市場統合と自立を促進する政策が進む。
一方、地域トラブルや管理不備が社会的信頼を損なっており、国は森林法・電気事業法等の規律強化、監視体制の拡充などで対策を強化。業界も地域共生と自然環境配慮を行動規範に掲げる。さらに、軽量で設置自由度の高いペロブスカイト太陽電池が導入拡大の切り札として期待される。再エネが「真の主力電源」となるには制度・技術だけでなく、地域に信頼される取り組みが不可欠である。
坂本裕尚
2025年11月30日読了時間: 8分
bottom of page
