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環境省が「リユース促進」へ本腰。排出事業者にとってチャンス!?

2025年度内に、環境省が「リユース等の促進に関するロードマップ」を策定する方針を打ち出しました。


この動き、「モノを売る側・使う側」である排出事業者にとっても見逃せないチャンスではないでしょうか。


■環境省


リサイクルショップ / メルカリ
リサイクルショップ / メルカリ

なぜいま、リユースが重要なのでしょうか?(なぜリユース促進?)



環境省によれば、リユースには以下のような効果があるとされています。


  • 廃棄物の削減 ➡ 処理費用の圧縮

  • 製造・廃棄に伴うCO2排出の削減 ➡ カーボンニュートラル対応

  • 資源の有効活用 ➡ 資源調達コストの低減

  • 国内外のリユース市場の活性化 ➡ 新たな販路・収益化の可能性


実際、リユース市場はすでに「約3兆円規模」にまで成長しており、2030年には「約4兆円」に達する見込みです。



今後の方向性:排出事業者に求められる「次の一手」


今回のロードマップ案では、リユース促進に向けて4つの柱が示されています


① 消費者へのリユース促進


  • 「リユース月間」や「集中啓発期間」を創設

  • 教育・広報活動でリユース意識を醸成


➡ 企業にとっては、販促や広報活動の一環として、リユース推進を絡めたキャンペーンが有効になるかも。



② リユース市場の拡大


  • シェア・リペア・リファービッシュ等の新ビジネス創出

  • 公共調達でのリユース品導入を検討


リユース可能な製品設計や、製品の引き取り 再販スキームの構築が事業価値に直結



③ リユース事業の信頼性向上


  • 優良事業者の認定やガイドライン整備

  • 無許可回収業者などへの規制強化


排出先(回収・買取業者)を選ぶ際には「信頼性」が重要な基準に。選定や委託先の見直しも視野に入れてはいかがでしょうか



④ リユース基盤の整備


  • CO2削減効果の可視化

  • 海外リユース動向の把握、輸出時の留意点整理


廃棄品が再利用されたことで「どのくらい環境に貢献できたか」が評価される時代に。環境報告やESGレポートでも重要な指標となりそう。



排出事業者ができそうな3つのアクション


  1. 再利用可能な製品・部材の選定 例:オフィス家具・IT機器・アパレル製品 など


  2. 自社製品・備品の「リユース先」や「再販ルート」の確保 例:回収業者との連携強化、リユース業者とのパートナーシップ構築


  3. 廃棄からリユースへの転換で、処理費用を削減 例:粗大ごみ系の回収ルートの設計



まとめ


リユースは「環境のため」というだけでなく、“経営戦略の一環”として取り入れてはいかがでしょうか。


  • 処理コストを下げたい

  • 廃棄の手間を減らしたい

  • CO2排出量を抑えたい

そんな課題をお持ちの企業こそ、「リユース」という選択肢に本気で向き合ってはいかがでしょうか?


処理業者、買取業者の見直しについても、ご支援させていただきますので、何なりとお申し付けください。



坂本裕尚

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