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海ごみゼロを目指して、全国一斉清掃イベント2025(5/30~6/8)

更新日:16 時間前

世界中で増え続ける海ごみ


2050年にはプラスチックをはじめとする海洋ごみの量が、魚の量より多くなるともいわれています。


その海ごみゼロを目指して、今月末から全国一斉清掃のイベントが開催されますので、皆さん、参加されてはいかがでしょうか。


◼️海ごみゼロウィーク 2025


海ごみ拾いのイメージ
海ごみ拾いのイメージ(GPTで生成)

さて、その海ごみ、海洋プラ、ひいては廃プラの処理に関わる法令を見ていきましょう。



日本の廃プラスチック類のリサイクル等に関わる法令


海洋プラ、廃プラに関連する日本の法律は、以下の4つの法令が主に該当します。


廃プラに関連する法体系
廃プラに関連する法体系

日本の廃プラの処理に関する法令は、

  • 廃棄物処理法

  • 容器包装リサイクル法

  • プラスチック資源循環促進法

  • 海岸漂着物処理推進法

があります。


この中の廃棄物処理法の中には、(ご存じのとおり)一般廃棄物と産業廃棄物がありますよね。

よって、4つの法律とは言いながらも、大きく分類すると5つのリサイクル体系があると言ってもよいかもしれませんね。



日本の廃プラ処理の現状


三井化学さんからとてもよくまとめられている資料が出されており、こちらによると日本でのリサイクル率は87%と高いリサイクル率となっています。


さて、これは本当でしょうか?


日本の廃プラ処理の現状
日本の廃プラ処理の現状

なお、この情報は(一社)産業環境管理協会のリサイクルデータブック2023にも掲載されている情報となります。



じつは、世界基準で見ると、日本のリサイクル率はなんと25%!


これは焼却処理時に活用できる熱源としての廃プラのカロリーは、日本ではサーマルリサイクルとしてカウントできるが、世界基準ではサーマルリカバリーとなるため、リサイクルにはカウントできない、ということとなってしまうからです。



世界の廃プラのゆくえ


世界の廃プラのゆくえ
世界の廃プラのゆくえ

このように欧米では土地が広いからなのか、廃プラは埋立られております。

また国民性の違いで、煙突からの煙が受け入れられないから、という理由もあるようです。


さて、この世界各国のリサイクルは今後、どのようになるのでしょうか?



日本・欧州のプラスチック処理の推移


以下の左の図にあるように、欧州はこれまで埋立処理されていましたが、今後は焼却炉が多く建設され、サーマルリカバリーとして処理が増えてくると推移されています。


じっさい、その焼却炉は日本の某会社の焼却炉がなんと約9割を占めているとか。


日本・欧州のプラスチック処理の推移
日本・欧州のプラスチック処理の推移


欧州の再生プラスチック利用状況


さて、海洋プラのリサイクルに戻り、回収した廃プラをどのようにリサイクルすればよいのでしょうか?

焼却でしょうか?それともマテリアルリサイクル?


そうですね、できれば、サーキュラーエコノミーの時代でもありますので、以下の右の図にもある建材や、容器包装の製品製造時に海洋プラを活用できれば、いいですよね!


欧州の再生プラスチック利用状況
欧州の再生プラスチック利用状況

このようなサーキュラーエコノミーの社会を目指して、かつ海洋ごみゼロを目指して、冒頭のイベントに参加して皆さんで考えてみませんか?


坂本裕尚

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